松子 Bahala lang!

フィリピン焼き物事情

陶芸隊員です。
しかし、フィリピンの陶芸は特に私の任地は縄文で時が止まってます。
いや縄文土器の装飾はすごい技術だし、今見ても新しく感じるデザインだから縄文時代にすら行けてない・・・・。

任地は。
そこらへん、粘土だらけです。
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型に粘土を乗せて、ひも状の粘土をまきつけていきます。
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まわりをきれいにして・・・柔らかいまま型からはずしてしまいます。
こんな作り方だから厚みがすごくある。
粘土もきれいにしないでそのまま。大きい石があったらその度、取り除くだけ。

任地から離れた街で売ってるものですらこんな素焼きの分厚いものだけ。
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でもけっこう皆さん使ってるのよね。
薪使ってご飯作る家かなりあるし、素焼きの七輪の需要もあります。
植木すごい好きだから、植木鉢も売れるのよね。。
これ以上の発展も求めてないようにも感じる。

フィリピンどんな焼き物があるのかなぁってちょっと期待いっぱいで来たけど・・・・
フィリピンで一番有名な焼き物の町ですら素焼きが限界でした。
この状況を見てショックでした。
あぁ、こう来たか・・・・・
釉薬の原料なんて流通しているわけも無く、あっても輸入でもちろん高価。
釉薬のやきものをこの国で作るのなら地質調査の隊員をまず入れてくれ。
窯も無い私の村。野焼きです。焚き火の延長。
予算も無く、釉薬原料手に入れることも窯も作ることも難しい状況。
窯なくてよぅ、釉薬のやきものなんて、出来ないぞ。

赴任当初、村の人は私が来たから釉薬は出来るものと思っていて。
私も釉薬が作りたいと言われ、それを真に受けていたのですが。
しばらく経って、どう考えても無理だってことに気付き。
今はこの「素焼き」というこの国の限界のなかで、新しいものを作っていくほうがはるかに現実的という方向に行っております。
上を目指すのではなく、広げていこうという考えになったわけです。

だから、村人に私が言っていることがころころよく変わるのです。
うそではない。うそをついているわけではない。
言葉のすれ違いや、文化の理解、この国のやきもの事情が時が経つにつれて分かるようになって来て、無理だと思ったり、いい意味で諦めがついたりするんだ。

だって、な~んにも知らない状況で「釉薬の焼き物作りたい」って言われれば。
「よし、がんばってやっていこう。原料見つかれば出来る」なんて言いますよ。

ま、泣こうが笑おうがあと1年4ヶ月ちょい。
私、何か残せるのかな、ここに。
自分の無能さにあきれるこの頃です。
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by rmutts | 2007-11-23 22:11

Bahala langとはフィリピンの言葉で「なるようになる」であーる。もうどんなことが起きても松子はびっくりしないぜ!
by rmutts
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