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松子 Bahala lang!

一生忘れない一週間・・・火曜日

窯焚きの始まり。
一生忘れない一週間・・・火曜日_a0088435_2340346.jpg

窯が3部屋あり、手前の部屋から焚いていく。
窯全体の温度を上げるため、一番手前の窯は12時間、
2番目に5時間、そして私たちの作品の入っている3番目に5時間。
の予定である。

朝6時には焚き始めるとエチョイが言うので、
予定では夜の23時から私たちの窯焚きの時間。

問題がすぐに出た。
薪。
長年の経験のあるボロじいさんの言葉通りに竹を用意しました。
竹を役場を通じて用意してもらうはずが未だに窯に来ていない。
バランガイには竹を運ぶほどの大きな車を持っておらず、
役場の力を借りなくてはいけません。
しかし、役場と言うのは・・・・他人事です。
いつまで経っても来ない、連絡すら来ない。
もう窯焚きは始っているのに、今夜には使うのに・・・。
すでに少しだけ運んだ燃料もエチョイが目を放した隙にすべて使ってしまった。
もう、焼けないよ、泣きたいよ。

3時を過ぎて堪忍袋の尾が切れ担当者の元へ向かいます。
本人はいないし、誰に聞いても他人事。
その態度に、日本語でぶちきれました。
やきもの産業の発展のプロジェクトを立てているのは役場です。
こういうときにアシストできなくて、どうする。
他人事じゃない。
私たちだけの問題でなく、あんたらの問題でもある。
だから発展しないんだ。

もういい。
バランガイで声をかけて燃料を集めよう。
知り合いに声をかける。人が人を呼んで・・・・皆が心配する。
それでも5時間も持たせるほどの燃料は集まらないし、
第一これを運ぶ手段を持っていない。
バランガイ用の軽トラックも自分達の竹を運んだ今朝パンクしてしまい、
スペアもなく、それを修理するお金もないし。
そして、竹をもう役場で準備してもらうようにしている最中でもある。

やっぱり待ってでも役場の力を借りなくてはいけないね。
予算課のトップに話をつけて遅くてもいいから竹を運んでもらうよう懇願する。
トップはプロジェクトに意欲的なので
すぐに話を進めてくれ、ドライバーを確保してくれた。
とりあえず繋ぎだけにでもとバイクで運べるだけヨロヨロ運転で薪を運んだ。

20時、竹は到着。
エチョイとお互いの薪もシェアしながら焼くことになった。

またも問題。
・エチョイが用意した薪が全然乾いていない。
・私たちの薪、竹では炎が強すぎて温度の上昇が早すぎてたくさん使えない。
湿った薪と竹を合わせながら焼く。
12時間焚いても1番目の部屋が全然焼けない。
このまま行けば明日の朝から私たちの窯は焚き始めることになる。

結局、1番目の窯の窯焚きを手伝い続けるだけで火曜日終了。



by rmutts | 2008-10-10 00:02

Bahala langとはフィリピンの言葉で「なるようになる」であーる。もうどんなことが起きても松子はびっくりしないぜ!
by rmutts
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